介護職として再スタートを切るときの心構え

出産や育児など、何らかの理由による長期間の休職を経て職場に復職をする時には、以前と同じように働けるかについて不安を感じることでしょう。
こうした復職をスムーズに行えるかどうかは、事前の準備と心構えが重要になります。

まず、最初に行わなければならないのは、生活リズムを意識することです。
休職中は仕事をしているときに比べて時間に追われることもないため、無意識のうちに生活のリズムが乱れてしまうことがあります。
復職して生活のリズムを急に変えてしまうと体に負担がかかってしまい、体調を崩す原因となってしまいます。
そのため、復職と同時に変えるのではなく、前もって少しずつ生活のリズムを休職前に戻していかなくてはなりません。

それから、初心に返ることも大切です。
復職をする時の職場の選択は人それぞれで異なりますが、別の職場はもちろん、例え以前と同じ職場であっても、再スタートするという点では変わりません。
休職中に職場の人間が入れ替わっていたり、新人が入っていた場合は、当然その人達からは新しく入った人という認識を持たれます。
そのため、以前働いていたことを理由に、大きな態度をとってしまうと、職場の人間関係に歪みが出てしまいます。

介護職は他の業種に比べると女性の活躍がめざましい反面、人間関係のトラブルが起きやすいと言われています。
復職後にスムーズに職場に溶け込むためには、過去を忘れて新人としてスタートをするくらいの謙虚な気持ちでいましょう。